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大崎ウィズシティの開発経緯
最も重要視したのは「防災面」

山口亨さん(竣工当時の大崎ウィズシティ管理組合理事長/山口亨さん)大崎ウィズシティは、平成14年都市再生緊急整備地域に指定されたことを契機に進んだ新たな再開発事業の一つとしてスタートしました。もともと工場の街だった大崎は、狭い道路に建物が乱立する密集地帯。関東直下型地震への懸念もある今、「安全」であることが非常に重要だと考え、マンションを最新の免震構造にしました。さらに、隣接する大崎西口公園には、防災倉庫やマンホールトイレ、かまどベンチなどの防災設備を設置。地域住民が安心して暮らせる安全な施設を目指しました。

家や土地に対する地元住民の想い

山口亨さん再開発事業を進めるにあたって印象的だったのは、大崎の街に対する地元住民の想いです。なかにはこの地に200年以上住んでいる家系の方もおり、そういう人は街に対する想いがより一層強い。私の母も生前「自分の家が壊されるのを見たくない。マンションには住みたくない」と話していました。その一方で、「マンションができたら住みやすくなる」という声も沢山ありました。そういう声を支えに、これまで頑張ってこられたのだと思います。地権者の多くは昔からの顔なじみで、「◯◯ちゃん」と呼び合うような仲。信頼できる仲間との協力あってこそが、事業を成し遂げられた大きな要因ですね。

みんなが安全に住める明るい街づくり

ご近所付き合いが希薄と言われる現代だからこそ、大崎住民にはお互いに積極的なコミュニケーションをとっていただきたいです。コミュニケ―ションの基本はあいさつ。大崎があいさつのできる明るい街と言われることが当面の目標ですね。また、大崎地区ではお祭りや防災訓練などにさかんに取り組んでいます。新たに大崎に来た若い世代にも、ぜひ参加してもらいたい。「明るい街づくり」の要となるのは、次世代の若者たちです。私たちの世代が作り上げてきたハードを軸に、次の世代がソフトを作っていってほしいと思います。